Zimbra Japan合同会社のご紹介
Zimbra Japan合同会社は、Zimbra Inc.がSynacor Inc.に2015年8月に買収されたのに伴い、Synacor Inc.（以下Synacor社）の100％子会社となりました。 Synacor社は北米ニューヨーク州バッファローに本社を置くNASDAQの上場会社(SYNC)です。通信事業者・サービスプロバイダ・ケーブル事業者・コンシューマエレクトロニクス事業者等の事業者様向けにホワイトレーベルでポータル・メールホスティング・ビデオ配信・ID統合基盤を提供しております。技術・サービスをライセンス提供するのみならず、Synacor社が有する広告配信基盤を通じて、事業者の皆様に対して、収益共有の形で事業を展開しうるのがひとつの特徴となっております。最近では、北米AT&T社のポータル事業を受託し、2017年春に提供を開始しました (http://www.att.net)。 今後は日本法人でも、これまでみなさまにご愛顧いただいているZimbraパッケージを開発・販売に追加する形で、Synacor製品を積極的に展開していきます。
Synacor/Zimbraの製品群の概要
製品の状況について概要をご紹介します。詳細につきましては、Zimbraに関してはhttps://www.zimbra.com/email-server-software/ をご参照ください。Synacor製品につきましては、https://www.synacor.com/products-services/ をご参照ください。また、お気軽に弊社までお問い合わせください
Zimbra：メールパッケージ事業
Synacor社は、メール事業を祖業として１９９８年に創業し、Zimbraパッケージの外部販売が開始されてよりまもなく、２００６年以来Synacor社が事業者向けに提供するメールホスティングサービスの基盤ソフトウェアとしてZimbraを使用しております。 Synacor社にとりましての事業の根幹に位置するZimbraに対しまして、新たなるイニシアティブとしてZimbra COMMITを２０１７年春に開始し、さらなる開発投資を強化し、あわせてZimbraオープンソースコミュニティの活性化を目指しております。このことでメッセージング・コラボレーションのイノベーションを加速し、お客様に対して業界リーダとして高い価値を継続的に提供することを企図しています。
Synacorメール：メールホスティング事業
Synacor社は製品ポートフォリオの一環として、サービスプロバイダ様向けのメールホスティング事業を実施しております。メールホスティング事業は、２０１７年現在、２５社近くのサービスプロバイダ向けに合計１０００万超のアクティブメールボックスをホスティングしております。事業者品質でのメール提供を２０年近く実施してきた実績、ならびに、ポータル・統合ID基盤との連携により北米ではメールホスティングでは確固たる地位をしております。Zimbraの買収後、ホスティング事業を北米以外でも提供するべく、積極的な活動を実施しております。
Synacor統合ID基盤：クラウドID(Cloud ID)
クラウドIDはサービスプロバイダならびにケーブル事業者で広く使われており、事業者規模でのインターネットからのIDアクセスに対しての実績を有しております。 インターネットからのアクセスの特徴である不正アクセス、事業者の人気番組リリース時の極端なアクセス集中への対応といった面で広範な実績を有し、北米最大の有料放送配信会社であるHBO社の統合ID基盤として使用されるようにいたりました。
Synacorポータル製品：START
STARTは、事業者ポータルを実現する製品で、PC・モバイル・タブレットといった種々の機器に対応しており、全米ではAT&Tをはじめ５０社余りのプロバイダ・コンシューマエレクトロニクス事業者ポータルホームページとして一般コンシューマに愛用されております。START事業の特徴としては、事業者に対してポータルを実現するためのワンストップサービスを提供することです。すなわち、ポータル基盤ソフトウェアのみならず、ポータルにて配信するコンテンツの提供も一義的に実施しております。 さらに、Synacor広告配信基盤と組み合わせることで、収益共有の枠組みでの事業展開をしております。Synacor社の広告基盤は、全米で月間約２億人超への露出基盤を有しております。Technoratiの買収により、各ホームページにとってもっとも高収益の広告を自動的に選択して配信するテクノロジを有することとなりました。
Synacorビデオ配信製品：WATCH
WATCHは、中小ケーブル事業者が、独自で設備を持たずに、タブレットやスマホ等のデバイスに対して生放送・VODコンテンツを配信することを可能とすることを目標に開発された製品です。WATCH設備は、クラウド上に展開されており、配信帯域を月額レンタルの形で提供することを可能としております。 Synacor社の中では、２０１７年現在もっとも早く成長している事業となっております。
